ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)作者: 日日日出版社/メーカー: 新風舎発売日: 2005/02メディア: 文庫 クリック: 62回この商品を含むブログ (252件) を見る

武藤白萌え!
ではなくて、これは凄い小説ですね。凡庸な表現で申し訳ない。
ただ読み終わった最初の感想はそれに尽きる。
本単体を評価する際、作家の素性を考慮してしまうのは正当な評価とは言い難いと思います。
しかし、若干18歳がこの文を構築していった事を考えると唸らされざるをえない。
自分が18歳だった時の事を振り返ると、本当どうしようもないボンクラ高校生でしたし。
で内容ですが裏表紙には新感覚ジュブナイル・ホラーと銘打ってますね。
ホラー?まあ何かまとわり付いてくる様なねっとりしたやるせなさが残ります。
この感覚以前にも…、そうだ初めて『ONE』をクリアした時と同じです。
分かり辛い表現で申し訳ないがストーリー等の流れは同じ型かと。
基本的に登場人物に感情移入してしまうので、そのキャラが不幸に巻き込まれる様は心が痛みます。
しかも、メインメンバーが好感もてる分余計辛いところです。
全て踏まえた上で18歳が創ったとは…。どのような人生経験送ったのやら……。